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中学受験コラム

塾に通っているのに成績が上がらないのはなぜか。家庭学習で見直す4つのこと

2026年11月7日 執筆:東大伴走 塾長 山本渉太

結論から言うと、原因の多くは授業ではなく家庭学習の進め方にあります。塾の授業は全員に同じ内容です。差がつくのは、授業のない日に何をどこまでやったか。見直すべきは「何を残し何を捨てるか」「どこまでやれば復習できたと言えるか」「週テストの直し方」「家で解けてテストで解けない理由」の4つです。

差がつくのは、授業の時間ではありません

「毎週ちゃんと塾に通っているのに、クラスも偏差値も上がらない」。私たちが無料相談で最もよく伺うお悩みです。

中学受験の塾は、1週間で扱う量がとても多く、授業はあくまで「新しい内容に出会う場」です。その内容を自分で解ける状態にするのは、家での復習です。同じ授業を受けても成績が分かれるのは、家庭学習の質と進め方が違うからです。

ところが家庭学習は、塾の先生からは見えません。自己流のまま何か月も続いてしまい、「頑張っているのに上がらない」状態が生まれます。ここからは、私たちが毎週の伴走で必ず確かめている4つのポイントをお伝えします。

見直し1 何を残し、何を捨てるか

塾の宿題を全部、同じ熱量でこなそうとしていませんか。成績が伸び悩むお子さまほど、すべてを終わらせることが目的になり、一つひとつが浅くなっています。

大切なのは、今のお子さまにとって点数につながる問題を選ぶことです。基本問題で取りこぼしているのに、難しい応用問題に時間をかけても成績は上がりません。

判断の目安

  • テストで正答率が高いのに落とした問題は、最優先で残す
  • 今の偏差値帯で正答率が低い問題は、いったん後回しにする
  • 「やったけれど解けなかった」問題は、捨てずに印をつけて翌週もう一度

見直し2 どこまでやれば「復習できた」と言えるか

「復習した?」と聞くと「やった」と答える。けれども、もう一度解かせると解けない。これは、復習の終わりの基準が決まっていないために起きます。

解説を読んで「わかった」と感じた段階は、まだ復習の途中です。私たちは、何も見ずにもう一度解けたところを「復習できた」と定めています。できれば、数日空けてもう一度。ここまでやって、ようやくテストで使える力になります。

見直し3 週テストは「直し方」で差がつく

週テスト(マンスリーやカリキュラムテストなど)は、点数を見て終わりにしてしまうと、ほとんど意味がありません。テストは、家庭学習のどこに穴があるかを教えてくれる、いちばん正確な材料です。

  1. 間違えた問題を「知らなかった」「時間が足りなかった」「うっかり」に分ける
  2. 「知らなかった」は、その単元の基本問題まで戻って解き直す
  3. 「うっかり」は、どこで間違えたかを本人の言葉で書き出す
  4. 次の週のやることリストに、直しを必ず組み込む

この直しを毎週続けられるかどうかが、半年後の成績を大きく分けます。

見直し4 家で解けるのに、テストで解けない理由

「家では解けていたのに」という声も、とても多く伺います。理由はたいてい、家で解いたときに何かに頼っていたことです。解説を見ながら、ヒントをもらいながら、時間を気にせず。この状態で解けても、テストでは再現できません。

家庭学習の中に、時間を計って、何も見ずに解く場面をつくってください。テストと同じ条件で解けたものだけが、本当に「できる」問題です。

親が毎日見きれないときは

ここまでの4つは、言葉にすると簡単ですが、毎日続けるのは簡単ではありません。共働きで時間がない。言うとぶつかってしまう。中学受験の経験がなく、何をどこまでやらせればいいかわからない。そうしたご家庭はとても多くいらっしゃいます。

だからこそ私たちは、親御様に代わって、この4つを毎週お子さまと一緒に進めています。テストの結果から今週やることを決め、毎週の1対1面談で進み具合とつまずいた箇所を確かめ、やり切るところまで付き添います。親が言うと反発してしまうことも、コーチからなら素直に受け止められることがよくあります。

在籍している生徒の偏差値は20台から70台まで幅広く、これまで勉強の習慣がまったくなかった生徒ほど、家庭学習が回り始めると大きく変わっていきます。

山本渉太(東大伴走 塾長)
SAPIXから麻布中学校、東京大学に進み、戦略コンサルティング会社を経て東大伴走を創業。学生時代から500家庭以上の中学受験に伴走してきました。
まず、今の状況を聞かせてください。今の家庭学習のどこを変えればいいか、塾長が45分でお伝えします。
成績表があれば、志望校までの距離もあわせてお話しします。
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